『改訂3版 基礎Ruby on Rails』読者サポートページ

2015/05/17

最終更新日:2018年3月14日

改訂3版 基礎Ruby on Rails

このページは、オイアクス社監修の『改訂3版 基礎Ruby on Rails』(2015年5月)の読者サポートページです。

本書では、Railsはバージョン4.2.1、Rubyはバージョン2.2.1を使っています。
Macの方は、Ruby 2.2.2、またはRuby 2.2.3でもかまいません。Windowsの方は、Ruby 2.1.52.1.6、または2.1.7をお使いください。

本書で誤字、脱字、内容の間違いなどを見つけた方は、hermes@oiax.jp までご連絡ください。

RubyやRailsのバージョンアップにに伴う問題については、次の記事をごらんください。

サンプルソース

ZIPファイル: https://github.com/oiax/asagao4/archive/20160621.zip

Githubのアカウントを持っている方は、gitコマンドで取得できます。

$ git clone git@github.com:oiax/asagao4.git
$ cd asagao4
$ git checkout 20160621

サンプルソースの実行方法

事前に作業フォルダを作っておきます。Mac OS X の場合はホームフォルダ(例: /Users/taro)の下に、Windows の場合は C:\ の下に作業フォルダを作成してください。ここでは、例として作業フォルダの名前を rails とします。

次に、ダウンロードしたサンプルソースの ZIP ファイルを展開(解凍)します。展開されたフォルダには chapter1 から section9-5 までのサブフォルダがあります。それぞれのフォルダは書籍の章または節に対応しています。

以下、例として Chapter 4 終了時点でのサンプルソースを実行する手順を示します。

  • 展開してできたフォルダから、chapter4 フォルダを作業フォルダの下にコピーします。
  • ターミナル(コマンドプロンプト)を開いて以下のコマンドを順に実行します(行頭の $ は入力しないでください)。

(Mac OS X の場合)

$ cd rails/chapter4
$ bundle install
$ bin/rake db:reset
$ bin/rails s

(Windows の場合)

$ C:
$ cd \
$ cd rails\chapter4
$ bundle install
$ ruby bin/rake db:reset
$ ruby bin/rails s

ただし、Chapter 1 から Chapter 3 までの各章のサンプルソースを実行する場合は、下から 2 番目のコマンド((ruby) bin/rake db:reset)の実行を省いてください。

正誤表

『改訂3版 基礎Ruby on Rails』正誤表

Railsのバージョンについて

本書のサンプルは、Rails 4.2.3でも動作します。本書20ページおよび24ページのコマンドでバージョン番号を変えれば、4.2.3をインストールできます。

$ gem install rails --version "4.2.3" --no-rdoc --no-ri

--versionオプションを省略すると、最新版のRails(2015年7月現在は4.2.3)がインストールされます。

$ gem install rails --no-rdoc --no-ri

ダウンロードしたサンプルソースのバージョンを上げるには

ダウンロードしたサンプルソースでRails 4.2.3を使うには、各フォルダのGemfileを編集してRailsのバージョンを4.2.3に変えます。

gem 'rails', '4.2.3'

Gemfileを編集したら、bundle updateコマンドを実行してください。

$ bundle update

WindowsでのRubyのバージョンについて

本書で使っているsqlite3などのGemパッケージは、現在のところWindowsのRuby 2.2に対応していません。このため、本書を読み進めるには、Ruby 2.1.5または2.1.6を使ってください。本書21ページでは、RubyInstallerのページにRuby 2.1.5のリンクがありますが、これは現在Ruby 2.1.6のリンクになっています。

本書21〜23ページでは、32ビット版のRubyのインストールを紹介していますが、64ビット版のRubyでも、本書のサンプルは動作します。64ビット版のRubyをインストールしたときは、DevKitも64ビット版をインストールしてください。RubyInstallerのページでは、64ビット版DevKitは「For use with Ruby 2.0 and above (x64 - 64bits only)」の下のリンクからインストールできます。

Ruby on Rails 5 系を利用する方へ

2018年3月現在、Ruby on Rails の最新バージョンは 5.1 です。最近になって本書を購入された方は、新しいバージョンで学習を進めたいだろうと思います。

しかしながら、本書は Ruby on Rails 4.2 に基づいており、Rails 5.1/5.1 に当てはまらない箇所があります。

できれば、本書を読む間だけでも Ruby on Rails 4.2 を用いることを強くお勧めいたします。本質的な考え方はバージョン 4 系でも 5 系でも変わりません。

とは言うものの、Ruby on Rails 5 系をインストールして学習をしている方が多くいらっしゃるようです。そこで、以下、Rails 5 系を利用する場合の注意点を(筆者が気付いている範囲で)列挙します。

  • render text: "..." は使えなくなりました。代わりに、render plain: "..." を用いてください。(P. 130)