サーバーの準備(CentOS 6.2編)

2012/01/29

この文章は、『改訂新版 基礎Ruby on Rails』読者サポートページの「本番環境構築ガイド」の一部です。

CentOS 6.2でRailsアプリケーションを運用するために必要な準備作業を行います。

インストールタイプ「Basic Server」で既にOSがインストールされているものとします。

以下の手順は、すべてrootユーザーで実行してください。行頭の $ はコマンドプロンプトですので、入力から省いてください。

各種パッケージのインストール

$ yum update
$ yum -y install gcc gcc-c++ autoconf git
$ yum -y install openssl-devel zlib-devel readline-devel curl-devel gettext-devel
$ yum -y install httpd-devel sqlite-devel

libyamlのインストール

$ cd /usr/local/src
$ wget http://pyyaml.org/download/libyaml/yaml-0.1.4.tar.gz
$ tar xzf yaml-0.1.4.tar.gz
$ cd yaml-0.1.4
$ ./configure
$ make && make install

SELinuxの無効化

$ setenforce 0

エディタで /etc/sysconfig/selinux を開き、

SELINUX=enforcing

SELINUX=disabled

に変更してください。

ファイアウォールの設定

初期状態で80番ポートが閉じられています。次の手順で開いてください。

  • system-config-firewall-tui コマンドを実行
  • 「カスタマイズ」を選択
  • 「WWW(HTTP)」を選択して「閉じる」
  • 「OK」を選択

一般ユーザーの作成

以降のインストール作業は一般ユーザーで行います。適当な名前(ここでは、kurodaとします)でユーザーを作成してください。

$ useradd -m kuroda
$ passwd kuroda

kurodaユーザーにsudo権限を与えます。

$ /usr/sbin/visudo

を実行するとエディタが開きます。

# %wheel ALL=(ALL) ALL

という行を見つけ、行頭のコメント記号(#)を除去してください。

続いて、kurodaユーザーをwheelグループに追加します。

$ gpasswd -a kuroda wheel

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